宝塚市のTさんのお宅の居間のリモデル事例です。大手ハウスメーカーの2階建てプレハブ住宅の1階の居間をデザインし直した事例です。南側の窓を少し拡大してその外側に丸い間取りの舞台状のピアノ室を増設しました。
全体のインテリアデザインは、アール&クラフツ様式でリデザインしました。天井は高く上げ、露出された軽量鉄骨の梁を木材でくるみ、木製の化粧梁にデザインしました。壁は腰から下を木製の羽目板に作り直し、重厚な感じを吹かしました。施主のTさんは、この様な雰囲気の改善を、とても喜んでおられました。
リモデル前の写真です。上のリモデル後の写真と同じ位置を撮影しています。Tさんの集められている各国の様々な装飾品が飾られていますが、家がそれらの装飾品に圧倒されている雰囲気です。
リモデル完成後のお披露目パーティの様子です。Tさんの奥さんは、大学音楽学部のご出身で、多くの友人や若い同窓生が出席し、楽しい音楽会となりました。
リモデルスケッチの一部です。アルミで窓の内側にミニ部屋を設け、上部には冷房用のクーラーを隠し、下部には暖房用のストーブを設置しています。一言で言えば、冷暖房用設備ボックスということになります。
窓の部分にはアーチ型の開口部を設け、幾分不細工な出窓のアルミサッシを視界から隠しています。
上のスケッチに基づき作成された設備ボックスです。ほとんどスケッチ同里に作成されたことがわかります。
アーチの開口部には、折り上げのブラインドが設けられていますが、これは」アーツ&クラフツのデザイン運動の指導者であったウイリアム・モリスがデザインしたウィロウ・パターンの生地が用いられて、空間に華やかさを加味しています。