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事例紹介

公共建築など

丹波篠山市柏原町A医院(2006)

医院(入院ベッドを持たない病院)ではあるが、地域の腎透析治療の専門病院であり、たくさんの透析ベッドを要する、大型の医院です。院長ご夫妻の要望で、診療部門は最先端の科学医療を提供する合理的で使いやすいプランニングと、そのイメージが視覚化した明確な造形が求められました。

また事務部門は、社寺仏閣などの伝統に豊かな柏原町のイメージに適したデザインを求められました。

左の写真は、道路からの歩行者のアプローチです。歴史的な感じの多宝塔をイメージした階段室を左手に見ながら、ハーフミラーのシャープな診療部分の壁に映る、歩くたびに変化する雲や空の様子を眺めながらのアプローチとなります。

右手のグレイな舗装は、駐車場への入口です。

南側からの遠景です。真ん中全面の2階が透析室、1階が受付と診察室になっています。右側の黒い丸い屋根のかかったベージュの3階建ての部分が事務部門です。

左の2階建てのベージュの部分は階段室です。

モダンな診療部門と、和風スタイルの事務部門が連結し溶け込んだデザインになっています。

1階の待合室です。左側が受付で、そのまた左が診察室になっています。

受付は、カーテンウオールで開放的ですが、寒い冬期や、暑い夏期には、発泡プラスチックの断熱障子で閉鎖することにより、外部の気候の影響を遮ることができます。

2階の腎透析室です。室内気候を安定させるため、ガラスのカーテンウォールの内部は常時に断熱障子が閉じられており、柔らかな光に包まれています。患者さんはいつも、安定した気持ちで治療を受けることができます。

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