真宗大谷派神戸別院(通称、モダン寺)の末寺である萬法寺です。真宗のお寺は庶民的で、大きい敷地を確保できない場合が多く、このお寺も積層型になっています。1階は、駐車場と集会所、2階は本堂、3階が住職のご家族の住まいになっています。
道路際に屹立している塔は鐘撞き堂のように見えますが、実際はエレベーターシャフトになっています。外観の特徴になっている3階の屋根は、唐破風で、神戸別院のアジア様式を翻案したものです。
道路から、1階の駐車場・集会室を眺めたところです。大きく開く入口建具に、仏教系の紋章を飾っています。
1階の駐車場から奥の集会室を望んでいます。車がいっぱいになれば、集会室も駐車場として利用することができます。床と天井にストライプを入れ、少し洒落たモダンな造形としました。
本堂のインテリアです。正方形の格子を基調としたデザインになっています。天井は、寺院の標準的なデザインである格天井を、モダンでシャープなデザインとして実現しました。